キャリア未取扱いのモデルを選ぶならSIMフリー。ドコモユーザーは注意
ソフトバンク以外のキャリアを利用していて、キャリアで取り扱いなしのモデルが欲しい人は、SIMフリーモデルを検討してみましょう。SIMフリーモデルとは、ソフトバンク・au・ドコモなどキャリアを問わず使用できるよう調整された端末のことです。
2022年2月7日現在、3大キャリアのうちソフトバンクはPixel 4a以降のモデルを網羅して販売しています。一方、auはPixel 6のみ、ドコモはPixelシリーズを取り扱っておらず、お目当ての好みの端末を選べないケースも。
SIMフリー端末であれば、キャリアを問わず購入は可能です。auはKDDIネットワークへの接続確認が済んだモデルをIOT完了製品としており、2022年2月7日現在、最新モデルのPixel 6 ProもIOT完了製品に含まれています。したがって、現行シリーズであれば、auのSIMで問題なく使用できるでしょう。
一方、取り扱いのないドコモのSIMでPixelシリーズを使う場合は注意が必要です。SIMフリーモデルであればドコモのSIMを準備して使えますが、動作する保証がありません。Pixelを使いたいなら、他社への乗り換えを検討してみるのも方法の1つです。
用途に合わせてスペックを決めよう
ゲームの用途ならメモリ・プロセッサー性能を重視。バッテリー容量もチェック
ゲームに使うなら、プロセッサーやメモリの性能を重視しましょう。プロセッサーはCPUとも呼ばれ、スマホの処理性能に直結します。メモリ(RAM)は処理速度に影響する重要なパーツで、一般的に単位GBで表示される容量が大きいものが高性能です。
Pixelシリーズでは、Google独自のプロセッサー「Google Tensor」が高性能。Google Tensorと、それぞれ8GB、12GBのメモリを搭載しているPixel 6、Pixel 6 Proがゲーム向きであるといえます。映像がきれいなゲームのように、スマホに負荷がかかるアプリでもサクサクプレイしやすいでしょう。
長時間プレイしたい人はバッテリー容量にも注目。単位はmAhで表示されており、数字が大きいほど充電なしで使える時間が長いといえます。Pixel 6、Pixel 6 Proに加え、Pixel 5もバッテリー容量が大きめのモデルです。
ディスプレイはPixel 5が6.3インチ、Pixel 6が6.4インチ、Pixel 6 Proは6.7インチと、大画面で臨場感のあるゲームを楽しめるのが魅力的。上記3モデルはディスプレイの解像度も高く、細かな部分まで鮮明に見えるでしょう。
写真や動画の撮影を楽しむならカメラの性能と機能に注目
写真や動画の撮影をメインに使うなら、画素数やフレームレート、オプション機能をチェックしましょう。写真の鮮やかさを追求するなら画素数に注目。一般的なデジカメの画素数が2,000〜3,000万画素であるのに対し、Pixel 6、Pixel 6 proは5,000万画素で、高画質な写真が撮影できます。
動画撮影については、現行モデルはどれも4K撮影に対応しています。動画の滑らかさを示すフレームレート(単位:fps)に着目すると、Pixel 5以降のモデルは60fpsでの撮影が可能。一般的なテレビが30fpsなので、さらにスムーズな動画を撮れます。
ほかにも、被写体をきれいに見せられるポートレートモード、暗くても鮮やかに撮れる夜景モードなど便利な機能を多く搭載しているモデルも。誤って写り込んでしまったものをあとから消せる機能、ぼけてしまった顔を修正する機能などもあるので、イメージ通りの写真を撮れます。
普段使いならシンプルな機能でコストを抑えたモデルを
普段使い用なら、Pixel 5aや4aなどの過去モデルがぴったりです。上記のようなハイスペックモデルと比べると価格が安くお手頃。スマホに高負荷がかかるゲームアプリをプレイしたり、デジカメより高画質な写真を撮影したりする用途でなければ、十分便利に使えるスペックです。
あると便利な機能や仕様をチェック
防水防塵性能:アウトドアシーンやトレーニングなど屋外で使う人におすすめ
スマホを屋外で使うことが多いなら、防水防塵性能があるかチェックしてください。外出が多く雨の中メールや通話などをするならPixel 5aで十分、海やアウトドアなどによく行くならPixel 6シリーズだとより安心です。
Pixel 5aの防塵防水はIP67で、細かな砂やほこりが入りにくく雨などの影響を受けにくい防水防塵性能です。Pixel 6シリーズはIP68で粉塵が入り込みにくいうえに、万が一水の中に落としても端末内への浸水を防ぐ効果が期待できます。
ただし、長時間水の中に入れるなどスマホを厳しい環境下におくと、防塵防水性が高くても故障につながる場合があるので要注意です。また、経年劣化とともに防塵防水性が低下する点も押さえておきましょう。
ヘッドホンジャック付き:お気に入りの有線イヤホンを使いたい人へ
有線のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴きたい人には、Pixel 5aがおすすめです。オーディオジャックを搭載しているので、有線接続ができます。
一方、Pixel 6やPixel 6 Proにはイヤホンジャックがありません。音楽を聴くにはBluetoothでワイヤレス接続をするか、別売の変換アダプターを使う必要があります。ゲームや動画視聴などを頻繁にスマホでする人でお気に入りの有線イヤホンやヘッドホンを使いたいなら、変換ケーブルも購入しておきましょう。
ワイヤレス充電機能:ケーブル接続が面倒な人にぴったり
ワイヤレスで手軽に充電したいなら、Pixel 6シリーズがぴったりです。Pixel 6、Pixel 6 Proともに急速ワイヤレス充電に対応していて、ワイヤレス給電規格Qi認証済みの充電器があれば立てかけるだけで充電できます。
なお、ワイヤレス充電器としてはGoogleから「Google Pixel Stand」という商品が販売されています。ワイヤレス充電器を持っていない人はあわせてチェックしてみてください。Google Pixel以外のスマホでも使えるので、家族で共有することもできるでしょう。